その世のどこか、地図にない国 鯛野ニッケ [★★★☆☆]
<ストーリー>
「これは、7年越しの愛欲を示すキスだ」
好奇心に任せて世界を旅して回るシンが苦心の末潜入したのは、他国と一切の外交を絶つ「地図にない国」オライエ。謎多きその国でシンは、高貴な少年国王・ムスティアとその従者であるしとやかでクールな美人従者・ノネと出会う。
オライエ特有の致死率の高い病に罹患しているムスティアの命を繋ぐためと、シンの目の前で繰り返される主従の「治療のキス」。けれどそこに色濃く漂うノネの情欲に、シンは……?
狂おしいまでにお互いを想い合う主従が「愛欲を伝えるキス」を交わせる日は来るのか?
鯛野ニッケが渾身の力で描く、小さな架空の国の、美しく運命的な愛の物語。
満足度★★★☆☆
冒険家が第3王子だったとはビックリ!王と従者のお話なんだけど第3王子の目線で描かれているのが面白くてストーリーがわかりやすかった。18歳に成長した王が見られるのはよかった。
タグ:鯛野ニッケ
2019-04-30 21:01